福岡歯科大学医科歯科総合病院

福岡歯科大学医科歯科総合病院

文字サイズ

  • 標準
  • 大きく

診療科のご案内

内視鏡センター 腸閉塞(イレウス)について

概要

腸閉塞は腸が腫瘍や異物によって塞がったり、ねじれたりすることによって腸の内容物が停滞し、痛みや腹満感を生じる状態を指します。物理的な通過障害だけでなく、腸管の蠕動運動が麻痺したり、痙攣することによる腸の内容物の通過障害も含めてイレウスと呼ばれます。以前にお腹の手術をされた経験のある方は、お腹の中で腸同士や周りの臓器と癒着を起こす事があり、腸閉塞を起こす可能性が高いとされています。また、腸がねじれたり、索状物などにより締めつけられると血流が悪くなり、放置すると腸が壊死し、早急に治療をしないと命に関わる事もあります。

急性虫垂炎の治療

単純な癒着性イレウスや麻痺性イレウスの場合、絶食と点滴治療が基本で、場合によってはお鼻から腸管の減圧をする管(イレウス管)を入れる治療を行います。これらの治療で半数以上の方が改善しますが、これらの治療で改善が得られない場合や、腫瘍による完全閉塞がある場合などには手術が必須となります。

また、上記のように腸管のねじれや締めつけ等により血流障害が起こると、緊急手術の適応となります。

腹腔鏡下手術

当センターで扱う主な疾患