教育体制
教育理念・方針
教育理念
病院および看護部の理念を基盤として、信頼される質の高い看護が提供できる看護師を育成します。
教育方針
- 看護実践力および果たす役割を段階的に修得し、的確に判断し行動できる看護師を育成します。
- 看護の質の向上のために主体的に自己研鑽に取り組む自立した看護師を育成します。
看護部キャリアパス
新人看護師教育プログラム
新人看護師教育目標
1.看護基準・看護手順などに沿って、必要に応じて指導を受けながら、日常の看護が安全・確実に実施できる。
2.基本的な看護技術が習得できる。
3.看護に必要な知識・技術について主体的に学習できる。
4.看護職員として必要な姿勢、態度を身につける。
e-ラーニングの活用
集合研修の事前課題や手順の確認に活用しています。個人IDを全員持っているので、スマートフォンやPCで、自宅でも通勤途中でもすき間時間で動画を視聴して手順を再確認するなど自己学習のサポートになっています。
新人看護師支援体制(チーム支援型)
厚生労働省の「新人看護職員研修ガイドライン」に基づき、新人看護師の教育支援体制を整備して、プリセプターシップ制度で、新人看護師を一人の先輩看護師が相談役としてサポートしています。
さらに支援体制を強化するため、2022年度からは「臨床教育看護師」が新人看護師教育の中心となって活動しています。実地指導者(プリセプターを含む部署のスタッフ)をはじめとした部署のスタッフ全員と連携して、集合研修(Off-JT)と日常業務を経験しながらのトレーニング(OJT)を効果的に連動させて、確実な看護実践能力を獲得できるように支援します。また新人教育に関する相談窓口となり、臨床教育力の向上を目指します。
新採用看護師バッチ
新人看護師は1年間、他職種にもわかる「新採用看護師バッヂ」を胸につけ、安全な医療が提供できるようにしています
新人看護師の一年

新人看護師からのメッセージ
プリセプティ(病棟勤務/2022年入職)
プリセプターとラウンド
4月に病棟看護師として配属され、約1年が経ちました。
当院の病棟は混合病棟のため、様々な疾患が看護の対象となり、幅広い看護の知識・技術が求められます。
「未熟な自分が入院されている方のお役に立てているのか」と不安になることをありますが、プリセプターさんをはじめとする先輩看護師さんから多くの助言・サポートを頂き、日々やり甲斐を持って業務に携わることができています。これからもたくさんの経験を重ね、患者さんの気持ちに寄り添える看護師を目指していきたいと思います。
プリセプティ(手術室・内視鏡センター勤務/2022年入職)
手術室のプリセプティとプリセプター
手術室に配属されて1年が経過しようとしています。学生時代では学べなかった知識が多く、最初は戸惑いを覚えました。病態生理、解剖、薬の種類、手術室業務、器械の名称・用途など覚えることが沢山あり目が回る思いでしたが、先輩看護師がサポートしてくださることで少しずつ知識の定着を行うことが出来ました。
少しずつ手術室看護師の業務を習得していくにつれ、ドキドキがワクワクに変わり、日々「出来ること」が増えて嬉しく感じられます。しかし、まだまだ修得すべき業務・技術があります。そのため、日々学習を行いながら着実に業務・技術を修得して先輩看護師と肩を並べられるような手術室看護師へと成長していきたいと考えています。
先輩看護師からのメッセージ
プリセプター(病棟勤務)
1年間プリセプターとして経験させていただき、人に教えることの責任やその難しさを感じ、自分自身も学びのある1年でした。 4月はプリセプターがマンツーマンで教えています。看護師1年目でもありますが、社会人1年目でもあるので、挨拶や報告・連絡・相談を確実に行うよう指導しました。
私自身、指導を行う上で心がけたことは、新人看護師が報告相談しやすいよう、いつでも声をかけやすい環境・雰囲気を作っていくようにしたことです。話しかけやすい雰囲気でいることで、些細な事でも報告し患者さんへ不利益が生じないよう配慮することの大切さを指導することができたと思います。
日々一生懸命な新人看護師の積極的に学ぼうとする姿勢と、笑顔で丁寧に患者さんへ対応する姿をみて、自分自身も新人看護師の頃を思い出し、反対に新人看護師から思い出させてもらったと感謝しています。
この経験を、来年度のプリセプターへ引き継ぎ新人看護師育成に生かしたいと思います。
プリセプター(手術室・内視鏡センター勤務)
今年4月から手術室看護師のプリセプターをさせていただいています。 看護師経験は長いですが、手術室経験が3年目だった私は不安もありましたが、新人看護師の気持ちに寄り添うことと、一緒に学び共に成長することを目標にしてきました。 約一年が過ぎ毎日元気に出勤してくれ、少しずつ看護師として成長した姿を見るととても嬉しく感じます。今後も2年目に向けステップアップできるようサポートしていきたいと思います。
静脈注射認定看護師(IVナース)育成
当院では、静脈注射に関する看護の質を担保するために、静脈注射認定看護師(IVナース)を育成しています。
筆記および実技試験を合格した看護師は、静脈注射認定看護師(IVナース)として認定され、認定証と認定バッジが授与されます。
