福岡医療短期大学

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学長メッセージ

健康長寿と国民皆歯科健診とアジアの子どもたちを守る歯科衛生士を目指して

田口 智章

福岡医療短期大学長
田口 智章

近年、心身の健康維持に口腔ケアが非常に大事であることが明らかとなってきました。その結果、歯科衛生士は口腔の疾患予防、健康保持を通して国民の健康を守る専門職として急速にそのニーズが広がっています。2025年から国民皆歯科健診がスタートする予定医で求人は年々増加しています。歯科衛生士の資格は生涯にわたって社会で活躍できる資格です。また、歯科診療における新型コロナウイルス感染は皆無であり、安全な職業です。

本学は歯科衛生とともに介護の教育をおこなっており、全員が介護職員初任者研修を取得でき、健康長寿社会実現の中心となる最適な専門性を身につけることができるため、現在の超高齢社会に対応しています。また、本学は専攻科を設置しており、これまでに多くの卒業生が学士(口腔保健学:4年制大学卒と同等)を取得し、医療の第一線でリーダーとして活躍しています。

医療の質を上げるには医科も歯科も多職種連携が重要なkey pointとなっており、歯科衛生士の担う役割は歯科のみならず、医科の分野でも周術期口腔管理をはじめ緩和ケアやグリーフケアといった口腔ケアから心のケアまで多様であり重要です。私のモットーは「和を以って貴しとなす」で、多職種の和が医療の質の担保に極めて重要なことを認識しています。総合病院でも多職種連携を担う柱の1つとして歯科衛生士のニーズがますます高まっています。

私はアジアの開発国(ミャンマー、カンボジア、ベトナム)で小児がんや肝移植の手術を行ってきましたが、これらの国ではこどものむし歯が大変多く、高度医療の妨げになっています。新型コロナウイルス感染症が終息してきましたので、皆さんも私とともにこういった国々へ渡航し、アジアの子どもたちのむし歯の予防にも貢献してほしいと思っています。若い力とやる気に期待します。どうぞよろしくお願いします。