耳寄りな話<耳鼻咽喉科>

☆いびきは病気?

 「いびきがひどいね」といわれた経験がある方は少なからずおられるものと思います.それではいびきは病気でしょうか.辞書をひもとくと,一般的に,いびきとは眠っている時に,呼吸に伴なって鼻や口から出てくる雑音とされています.この定義からは,騒音として認識され,病気とは思われていないようです.しかし,近年,このいびきは睡眠時無呼吸症候群の主症状として注目されています.睡眠時無呼吸症候群とは睡眠中に10秒以上の無呼吸を頻繁にきたすものとされています.この病気により,実際には眠っているようでも,実は睡眠が浅く,日中うとうとして,仕事など悪影響を及ぼすことが指摘されています.JRの事故などで,マスコミにも報道されており,知られている方も多いものと思います.また,長期間進行すると,高血圧や心不全,脳卒中などを来しやすいといわれています.そのような睡眠時無呼吸症候群を来した場合には治療が必要になってきますが,まずその前に,単純ないびきか無呼吸を伴うのかの検査を行います.精密検査は睡眠時の脳波を測定することですが,入院しなければならないのが,難点でした.そのため,最近では自宅で携帯用のモニタでいびきや無呼吸の状態を把握することが主流になってきてます.そのような検査が必要かどうかなど,いびきをかかれる方で睡眠時無呼吸症候群が心配になる場合には,どうぞ気軽に耳鼻咽喉科外来にご相談ください.


  [病院のTOPへ]