病院概要

病院長メッセージ

病院長 池邉 哲郎
病院長 池邉 哲郎

 


QOM(お口の質向上)からQOL(生活の質向上)へ

 

 ご存知でしょうか。本院には12の医科診療科があります。内科、心療内科、外科、形成外科・美容外科、耳鼻咽喉科、眼科、小児科・神経小児科、整形外科・リハビリテーション科、皮膚科、麻酔科(ペインクリニック)、放射線診断科、病理診断科です。もちろん母体である歯科にも12の専門診療科があります。つまり本院は医科と歯科とが密接に連携できる総合病院なのです。
 なぜこのような病院になったのでしょう。それは近年お口の病気が全身の病気を悪化させたり、全身の病気の症状がお口に現れたりすることがわかってきたからです。歯周病と糖尿病との相互関係、お口の細菌と肺炎との関係、骨粗鬆症のお薬と抜歯との関係などがそのよい例です。歯科医師は医学の知識を身につけて患者さんの全身の病気に配慮しなければなりませんし、医師はお口の健康状態にも眼を向けなければなりません。つまり歯科と医科との垣根はほとんどないといっても過言ではありません。このような考え方の嚆矢となったのが本学の故・田中健蔵前福岡学園理事長の提唱した「口腔医学」という概念です。わが国が直面する超高齢社会の医療には「口腔医学」を実践する病院が必要だということなのです。それが本院です。
 北原白秋はいくつかの医療系大学や医局の校歌を作詞していますが、その中に「口腔すなはち命の関門」というフレーズがあります。白秋が当時どれほど理解していたのかわかりませんが、今ではお口の健康状態が全身の健康状態に影響するのは明らかなのです。特に高齢者では重要です。お口の状態が悪いと病気に罹りやすくなって日常生活の質やレベルが低下します。逆に言うと、生活の質を維持するにはお口が健康であることが必要です。私はこれを『Quality of Mouth (QOM)からQuality of Life (QOL)へ』と呼んでいます。
 さて、『QOM(お口の質向上)からQOL(生活の質向上)へ』を実現するためには、「連携」がキーワードかと思います。言うまでもなく第一の連携は、私たちと地域の皆様との連携です。私たちと皆様とは地域共同体のメンバーなのです。次の連携は、皆様のかかりつけ歯科医院やかかりつけ医院との連携です。これを病診連携と言います。第三の連携は病院間の病病連携です。本院の医科診療科には九大病院や福大病院から優秀な医師が集まっていますから、九大病院、福大病院、九州医療センター、九州がんセンターとも協力しやすい病院です。特に野芥駅に隣接した福西会病院とは密接です。病院だけでなくお口のケアを通じた老健施設や介護施設との連携にも力を注いでいます。

 このような考え方を、医師、歯科医師、薬剤師、看護師、歯科衛生士をはじめとして臨床検査技師、放射線技師、理学療法士、管理栄養士、歯科技工士、ソーシャルワーカー、そして事務職員に至るまで全スタッフが共有して、皆様に暖かくて安心できる医療を提供いたします。

 もう一つ肝心なことを忘れていました。本院には口腔歯学部の学生歯科医師も臨床実習という教育の場として診療に参加しています。学生も一生懸命勉強していますのでどうか暖かいご配慮を頂戴したいと思います。

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