令和2年 重点項目 本文へジャンプ
     
1. (口腔医学の推進)
超高齢社会が加速するなか、「口腔の健康から全身の健康を守る」という口腔医学の理念を医療・介護の現場で展開し、高齢者のQOLの維持・向上に寄与する。また、訪問歯科センター及び摂食嚥下・言語センターの活動を活性化し、多職種連携医療における口腔医学の更なる推進に努める。

2. (教育の質的転換)
アウトカム基盤型教育及び学習成果の可視化を推進し、学習意欲の高揚と更なる教育効果の向上に努める。歯科大学は、共用試験及び臨床能力試験の全員合格と歯科医師国家試験の成績向上を目指すとともに、大学基準協会の認証評価受審の対応に万全を期す。短期大学は、歯科衛生士・介護福祉士国家試験の全員合格を目指す。看護大学は、初の看護師・保健師国家試験の全員合格を目指すほか、令和3年度の看護系大学院開設に向けた準備に万全を期す。

3. (研究の質的転換)
歯科大学・看護大学・短期大学の共同研究組織として新設した口腔医学研究センターにおいて、3大学の研究基盤を強化し、独自の先駆的研究に取り組み、「常態系」「病態系」「再生系」「臨床歯学系」「医学系」の5つのプラットフォームがそれぞれ「口腔医学」のコンセプトに基づいた共通目標のもと、国内外から認知される成果を発表するとともに、学部学生、大学院生の研究の場として活用し、研究マインドを持った人材の育成に努める。

4. (学生の受け入れ・支援)
アドミッション・ポリシーに基づき、口腔医療、口腔保健、看護を志向する意欲ある優秀な学生の確保に努め、学生のニーズに対応した主体的学習支援及び課外活動支援の一環として教育環境の整備を推進する。また、学生後援会、学生共済会、同窓会との連携を強化し、学生への経済的支援及び就職活動支援の充実を図る。

5. (社会との連携・貢献)
新病院の開院に向け、最新の設備、機能を最大限に活用できる運用体制を構築し、地域医療を担う大学病院として地域に根ざした活動を展開する。国際交流を積極的に展開し、看護大学はリバプール大学との交流を開始する。

6. (組織運営・財務)
医科歯科総合病院、口腔医療センター、介護老人保健施設の収支改善に努め、財政基盤の強化を図る。また、2年後に迫った福岡学園及び福岡歯科大学の創立50周年に向け、募金活動をはじめ記念事業を推進する。