| 文部科学省 平成20年度 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業 |
| 福岡歯科大学では標記の事業における「研究拠点を形成する研究」として「疾患の抑制におけるゲノム安定性と環境ストレスの制御」を申請していましたが、9月19日付けで選定されました。申請額は5年間で約2億5千万円です。 |
| この事業は「私立大学学術研究高度化推進事業(学術フロンティア推進事業)」の後をうけて文部科学省が策定したもので、平成20年度はその最初の年になります。本学ではこれまで平成10年度から平成19年度まで2期10年間にわたって、「疾患における遺伝的、環境的要因の相互作用とその制御」という課題で学術フロンティア研究の助成をうけて研究を行ってきましたが、これまでの成果が評価されて引き続いて本事業の助成をうけることになったものです。 |
| この研究は、がんや各種の疾患、特に口腔疾患の発症の原因を明らかにし、その上にたって有効な予防、診断、治療の方策を確立することをめざしています。これらの疾患の背景にはゲノムの異常と環境ストレスがあり、これらの要因はまた老化の進行とも関わっていますので、この研究によって疾患のみならず老化の進行を抑える手がかりが得られると期待されています。この研究は関口睦夫教授を代表として本学の14名の研究者によって実施されますが、この研究にはアメリカ、フランス、中国の4人の研究者が参加する予定です。 |
| ○先端科学研究センターの発足 |
| 文部科学省の平成20~24年度「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」に選定され、支援事業の主体となる先端科学研究センターが理事会(10月21日、11月21日開催)の了承を得て12月1日付で発足しました。同センターには関口睦夫客員教授、中山宏明客員教授、高木康光准教授が配置され、関口教授がセンター長に任命されました。 |
| ○福岡歯科大学シンポジウム『環境とゲノムをつなぐ細胞機能―「環境ゲノム学」への挑戦』開催 |
| 「疾患の制御におけるゲノム安定性と環境ストレスの制御」の研究プロジェクトの開始にあたり、標記のシンポジウムが12月18日に福岡歯科大学本館801講義室で開かれました。このシンポジウムには本学の研究者に加え、この分野で活躍する国内外の研究者が招待され、質の高い発表と活発な議論が行われました。 |
| まず先端科学研究センターの関口睦夫教授が本研究プロジェクトの意図することについて述べ、その主題の一つである酸化ストレスとゲノム安定性について概括しました。ついで中国の北京老年医学研究所の蔡剣平教授が老化促進マウスを用いた老化と遺伝子発現の関係について研究結果を発表し、さらに九州大学の片山勉教授がDNA複製酵素の構造と機能について精緻な解析結果を報告しました。それにひき続いて九州大学の續輝久教授と本学の日高真純准教授が、発がん抑制の機構についてそれぞれ個体レベルと分子レベルの研究結果を報告しました。最後にアメリカのルイジアナ州立大学の岩熊智雄助教授が、ストレス制御において中心的な役割を果たすp53タンパク質の働きについて最新の研究成果を述べました。これらの講演に対し活発な討論が繰り広げられたのが印象的でした。 |
| ◇福岡歯科大学の戦略的研究 |
| ◇先端科学研究センター概要 |
| ◇戦略的研究の最初の3年間(2008~2010年)における計画研究の課題と計画 (2009年3月30日、本館8階 801講義室) |
| ◇戦略的研究の最初の2年間(2008~2009年)における公募研究の課題と計画 (2009年4月18日、本館8階 801講義室) |