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1)

医学、歯科医学の進歩は、社会環境の改善と相俟って、疾病構造に著明な変革をもたらし、国民の医療や健康保持に大きく貢献してきた。しかし、従来の歯科医学・歯科医療は歯およびその周囲組織を主な対象とし、全身とは切り離された形で実践されてきたととられている。

2)

歯およびその周囲組織を含めた口腔は、摂食、咀嚼、嚥下、消化、呼吸、構音、味覚など生命維持の基本的機能をもつ臓器であり、しかも全身疾患(例えば糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞、自己免疫疾患など)や脳機能の活性化にも関連することが判明している。
近年の超高齢社会においては、「口腔ケア」は誤嚥性肺炎の予防やQOLの向上、活力ある高齢者の社会参加に大いに貢献している。ドライ・マウスの治療や予防も社会的ニーズが高い。骨粗鬆症の治療薬の投与は顎骨壊死をおこす危険が指摘されている。

3)

現在行われている歯学教育カリキュラムや歯科医療は、単に歯とその周囲組織に留まらず、口唇・口蓋・舌・唾液腺は勿論、顎骨・顎関節など広く口腔領域の疾患を対象としている。

4)

従って、従来の「歯学」の概念を拡大して、歯およびその周囲組織を含めた口腔領域全体を教育、研究、診療の対象とする「口腔医学(口腔科)」を創設・育成することは、国民医療の向上を志向する上で基本的課題である。口腔疾患についての専門的知識・技術に加えて医学一般の基本的教育を受けた者が口腔疾患の予防と治療を担当することは、患者さんの立場からは大変好ましいことである。医学教育においても、「口腔ケア」を含めた「口腔医学」を一専門分野として、教育、研究および研修体制を確立する必要がある。

5)

「口腔医学」の学問体系を確立し、教育体制を育成したうえで、医学、歯学の基本的教育体制を再考することも重要な課題である。その際、教養教育を重視し、また世界の医歯系大学教育制度などをも含めて、根本的に検討する必要がある。

 

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