教授紹介

氏名:永嶋 哲也
所属:医療人間学講座
   医療倫理学分野
学位:文学博士

永嶋哲也 教授

自己紹介

教員インタビュー 教員インタビューはこちら

 1991年に九州大学文学部を卒業し、その後6年間、九州大学大学院文学研究科に在籍し、稲垣良典教授、松永雄二教授らのもと西洋中世や古代の哲学を勉強しました。その間、博士課程の時ですが、国立大学間の単位互換制度を利用して東北大学大学院文学研究科の清水哲郎助教授(岩手保健医療大学学長)のもとに勉強に行き、中世の言語哲学や医療倫理学を学びました。そして1997年に九州大学大学院から籍を抜きました。かつては一般的だった単位取得退学という形です。
 1年間、日本学術振興会の特別研究員を務めた後、1998年から九州大学文学部で助手を3年間つとめました。しかし助手の任期が切れても就職先はありません。九州大学、長崎大学、福岡大学、西九州大学、などなど多くの大学で非常勤講師のみでの生活を6年半続けました。その間、哲学や倫理学だけでなく、宗教学やラテン語の教師も務めました。
 2007年9月に福岡歯科大学に准教授として赴任いたしました。その後、広島大学大学院文学研究科の水田英実教授のもとに学位申請論文を提出し、2009年3月に広島大学大学院から学位(文学博士乙)を得ました。そして2011年4月に教授に昇任し、現在に至っています。
 現在、福岡歯科大学の哲学系科目の教師としては「自分のアタマで考えること」、倫理学系科目の教師としては「まっとうなオトナになること」を学生に伝えられるよう努力していますが、しばしば熱意だけが空回りしている気がします。

所属学会
 中世哲学会、日本哲学会、西日本哲学会、東北哲学会、九州大学哲学会、日本医学哲学・倫理学会
 西洋中世学会、九州医学哲学・倫理学会



研究分野・現在の研究テーマ

・存在と真理の問題に関する、意味論の観点からの言語哲学研究
・個の尊厳に関する、人格の観点からの倫理学研究
・恋愛の文化的範型に関する、思想史的観点からの文化論研究

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主な研究業績

・永嶋哲也,ペトルス・アベラルドゥスにおける制度と学知 上智大学中世思想研究所 中世における制度と知、東京:知泉書館,2016,129-149
・永嶋哲也.エロイーズ書翰に見る中世修辞学としての書翰作文術.中世思想研究;中世哲学会.2014,90-101
・永嶋哲也.偽善における徳の偽装と自己満足 ─ネット言説とトマス・アクィナスを手がかりにして─.人間と医療;九州医学哲学倫理学会.2014,28-34
・永嶋哲也.中世普遍論争再訪 ─中世唯名論者は何が存在しないと言っているか─.哲学論文集;九州大学哲学会.2013,149-165
・永嶋哲也.恋愛抒情詩の伝統における愛の神聖性とキリスト教教義 ─ダンテとペトラルカに見る恋愛への共感と拒絶─.福岡歯科大学学会雑誌;福岡歯科大学学会.2013,1-9
・永嶋哲也,周藤多紀.中世の言語哲学 神崎繁,熊野純彦,鈴木泉 西洋哲学史 II「知」の変貌・「信」の階梯.東京:講談社,2011,151-210
・永嶋哲也.一二世紀の哲学 中川純男 神との対話 信仰と知の調和(哲学の歴史3中世). 東京:中央公論新社;2008.289-342
・永嶋哲也.尊厳の変容 ── 卓越、価値そして自尊へ.人間と医療;九州医学哲学倫理学会.2011,40-49
・永嶋哲也.悲劇を生む狂気と神聖な感情 恋愛が「発明」される前の恋愛の形.自然と文化.2010,17-40
・永嶋哲也. 恋愛感情と感情表現と恋愛の範型 ─恋愛12世紀発明説の再検討─. 人間と文化. 2009, 25-37
・永嶋哲也. 老いることと徳の成就 ──キケロ─『老年について』を手がかりに. 福岡歯科大学学会雑誌. 2008,34:103-112
・永嶋哲也.一致の原理と区別のための諸状態 ── アバエラルドゥスの status と実在論者の status ──. 中世思想研究. 2003,88-99

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外部資金獲得状況

 科学研究費補助金 基盤研究(C) 代表1件
 科学研究費補助金 基盤研究(A) 分担1件

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教育業績

1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)

・論理学講義における指導方法の工夫
 (2008年4月~)
 無作為抽出で選定してノートを提出させて添削を行い、論理トレーニングを指導した
・哲学、倫理学講義における小テストによる持続的教育
 (2009年4月~)
 小テストを行い、毎回の授業での重要ポイントを提示するとともに学習意欲を高めた。
・哲学、倫理学講義におけるフィードバックを踏まえた授業内容の改善
 (2008年4月~)
 学期末試験を論述式で実施。学生が特に理解に困難を覚える箇所を正確に把握し、その結果をふまえて翌年度の講義における説明方式を改善した。

2 その他教育活動上特記すべき事項

・卒業試験問題ブラッシュアップ委員
 (2009年~2011年)

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学会等および社会における主な活動

中世哲学会 情報システム委員(2009年12月~)
中世哲学会 評議員(2015年12月~)
中世哲学会 理事(2017年12月~)
九州大学哲学会 会計監査委員(2009年9月~)
日本医学哲学倫理学会九州支部 事務局長(2010年7月~2015年3月)
日本医学哲学倫理学会九州支部 運営委員(2010年7月~)
日本医学哲学倫理学会九州支部 第6回大会大会長(2015年9月)
西洋中世学会 大会準備委員(2015年6月〜)
九州大学文学部同窓会 幹事(2013年8月~)
九州大学医系地区部局 臨床研究倫理審査委員会 外部委員(2011年4月~)
九州大学医系地区部局 ヒトゲノム・遺伝子解析研究倫理審査委員会委員 外部委員(2015年4月~)

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