教授紹介

氏名:埴岡 隆
所属:口腔保健学講座
   口腔健康科学分野
学位:歯学博士

埴岡隆 教授

自己紹介

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 1981年大阪大学歯学部を卒業後、予防歯科学教室(故常光旭教授)に入局。軽度歯周病患者への支援的予防歯科診療技術を修得し、歯周健康診断にME(メディカルエレクトロニクス)を導入し、歯肉微小循環機能の研究により歯学博士の学位が授与されました。1990年に米国テキサス大学に留学し、コエンザイムQ10の経口摂取が歯周健康に及ぼす効果を明らかにしました。帰国直後に始めた歯肉微小循環機能への喫煙の急性影響の研究が読売新聞で紹介された。喫煙と歯周病との関係についての疫学研究を発展させるとともに、日本禁煙推進医師連盟に加わり、歯科領域でのたばこ対策をすすめている。日本口腔衛生学会の代表委員として9学会合同禁煙ガイドラインの作成に携わりました。2002年に福岡歯科大学教授に就任し、口腔医学に基づいた予防歯科医療の確立を新たな目標として、教育、研究、社会活動を行なっています。
 教育面では、環境医学、疫学、行動科学といった社会医学教育を予防歯科学教育にトランスレーションする作業を継続して行っています。研究面では、予防歯科実地の場面で歯・医のトランスレーション作業を具体化するための「辞書機能」の役割を果たす内容(禁煙、歯肉溝滲出液生化学検査など)に焦点をあて、口腔医学の健康介入への応用を目指しています。日本歯周病学会禁煙宣言特別賞、日本口腔衛生学会ライオンアワード受賞。松下電工CMにも出演。
 資格として日本口腔衛生学会認定の口腔保健指導医・専門医があります。



研究分野・現在の研究テーマ

・口腔領域の疾患予防および疫学研究
  喫煙と口腔の健康の関係に関する研究
  歯肉溝滲出液と炎症の関係に関する研究
  口腔ケア用品の効果に関する研究
・歯科領域におけるタバココントロール研究
  歯科領域における禁煙診療の行動科学的研究
  禁煙診療の医療機関連携に関する研究
・口腔と全身の関係に関する介入研究
  口腔の炎症とメタボリックシンドロームとの関係に関する研究
  ニコチン依存症と歯肉メラニン色素沈着との関係に関する研究

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主な研究業績

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外部資金獲得状況

研究代表者
 日本学術振興会文部科学省科学研究費補助金(萌芽研究)
 九地連公募研究事業(歯科医学・医術向上のための調査研究)
 共同研究(パナソニック株式会社アプライアンス社)、委託研究(松下電工)
 8020研究事業(財団法人8020推進財団)
分担研究者
 厚生労働省がん研究助成金
 厚生労働科学研究費補助金(循環器疾患等生活習慣病対策総合研究事業)
 厚生労働科学研究費補助金(がん臨床研究事業)
 独立行政法人国立がん研究センター(がん研究開発費研究事業)

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教育業績

1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)

・健康面での口腔医学教育の内容充実
(2007年4月)
口腔保健学に公衆衛生・予防医学の概念を統合したカリキュラムを編成した。
・予防歯科、公衆歯科衛生教育の臨床実習前教育方法の工夫
(2008年4月)
臨床実習前教育方法における実践的な方法としてケースメソッドの方法にロールプレーイングの方法を導入・改善した。
・国内学外診療施設臨床実習の導入・運用
(2009年9月)
臨床実習に国内学外診療施設での臨地体験見学実習を導入、運用を行った。
・早期体験型学習へのチュートリアル教育方法の導入
(2011年4月)
医・口腔医学概論における講座・診療科の早期体験学習に小グループ別学習の手法を融合したカリキュラムを策定し、運用を開始した。
・動機づけ面の歯学臨床教育方法の開発
(2013年4月)
動機づけ面接(Motivational Ineterviewing)臨床歯学系統的教育の内容・方法の開発に着手した。

2 作成した教科書、教材、参考書

・禁煙診療の参考書
(2007年4月)
禁煙診療における患者対応の解説集
・禁煙を動機づける口腔の症状の視覚教材
(2009年3月)
口腔に現れる喫煙による症状・疾患のカラーチャートパネル
・歯周疾患のリスク評価(新予防歯科学第4版)
(2010年1月)
予防歯科学の教科書
・歯科における禁煙治療の参考書
(2010年4月)
歯科禁煙診療の解説書
・歯科衛生士のための禁煙支援(ガイドブック)
(2013年3月)
歯科衛生士のための禁煙支援の解説書

3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等

・歯科職種を対象とした禁煙指導・支援者トレーニングプログラムの開発
(2007年10月)
第66回日本公衆衛生学会総会で発表した。
・全館禁煙、敷地内禁煙実施における大学生の喫煙行動・意識の変化
(2008年11月)
第67回日本公衆衛生学会総会で発表した。
・口に悩みのある喫煙者へのメッセージの標準化
(2010年2月)
第19回日本禁煙推進医師歯科医師連盟学術総会で発表した。
・福岡歯科大学卒業者の就業実態
(2010年12月)
第37回福岡歯科大学学会総会で発表した。
・Webを用いた歯科治療と予防歯科のための禁煙介入教材の開発
(2011年10月)
第33回九州口腔衛生学会総会で発表した。
・文部科学省採択学生支援推進事業「臨地体験と就業情報通信システム構築による歯学生の就業支援強化」の取組
(2012年7月)
第31回日本歯科医学教育学会総会で発表した。
・歯科医学教育における禁煙指導・禁煙支援:系統的文献レビューとカリキュラム開発
(2012年7月)
第31回日本歯科医学教育学会総会で発表した。
・禁煙指導・禁煙支援のための歯学/歯科衛生学臨床教育カリキュラムの提案
(2013年7月)
第32回日本歯科医学教育学会総会で発表した。

4 その他教育活動上特記すべき事項

・平成22版歯科医師国家試験出題基準への提案
(2008年12月)
「禁煙指導・禁煙支援」の項目の新設を要望し、備考欄に記載された。
・大学教育・学生支援推進事業」学生支援推進プログラム(平成21年度)実施責任者として応募・採択
(2009年8月)
「臨地体験と就業情報通信システム構築による歯学生の就業支援強化」の申請取組みが採択された。
・歯学教育モデル・コアカリキュラム平成22年度改訂の提案
(2010年10月)
「禁煙指導・禁煙支援による歯周疾患、口腔がん等の予防を実施できる。」の項目の新設を提案し、採用された。
・歯科衛生士モデル・コアカリキュラム改訂への照会に対して提案の示唆
(2012年1月)
「禁煙指導・支援ができる」の項目設置の提案が行われた。

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学会等および社会における主な活動

日本禁煙推進医師歯科医師連盟幹事(2007年4月~)
日本口腔衛生学会理事(2007年4月~2012年3月)
日本口腔衛生学会禁煙推進委員会委員長(2011年4月~)
福岡市歯科医師会公衆衛生委員会協力委員(2007年4月~)
日本歯周病学会健康サポート委員会委員(2011年4月~)

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