教授紹介

氏名:篠原 徹雄
所属:総合医学講座
   外科学分野
学位:医学博士

篠原徹雄 教授

自己紹介

教員インタビュー 教員インタビューはこちら

 1989年に福岡大学医学部を卒業し、臨床研修を終了後に同大学院医学研究科博士課程に進学しました。修了後は、米国ペンシルバニア州フィラデルフィアにあるアレゲニー大学外科リサーチ部門に1年間留学し、腫瘍増殖・浸潤・転移と血管新生に関与するThrombospondin-1と胃癌に関する研究に携わってきました。帰国後は福岡大学消化器外科助手・講師を経て、2010年4月1日福岡歯科大学教授に就任しました。
 教育に関しては、消化器を中心に乳腺、甲状腺などの疾患の診断・治療を通じて、早い段階から臨床での歯科医学に接し、モチベーションを高め、今の医療環境に対応できる人的、高い資質を有する歯科医師・医師の育成を目指します。また口腔医学の概念から、口腔という臓器の疾患についての知識・技術に加え全身疾患を学び、口腔内と全身との関連を理解できるように教育を行っていきたいと思います。
 私たちがなすべきことは、原点に帰ってしっかり患者を診ること、病気に対して何とかならないかという気持ちで一生懸命診療すること、患者さんとしっかり向き合うことです。私たちの目指す診療は、①低侵襲手術(体に優しい手術)②積極的手術(小さくして取る手術)③機能温存手術(働きを残した手術)です。消化器疾患と乳腺疾患を中心に手術および抗癌剤治療には力を注いでいます。患者さんに対して、Quality of Lifeを損なわない治療を目指します。
 パリ大学で医学を学んだフランスの詩人・ルイ・アラゴンの言葉で、「教える」とは希望を語ること。「学ぶ」とは誠実を心に刻むこととあり、私はこの言葉を信条に教育と診療に全力で頑張りたいと思います。



研究分野・現在の研究テーマ

・化学療法:消化器がんと乳がんにおける抗がん剤治療とその効果を研究しています。
・外科手術患者における口腔ケアの評価法と術後合併症の検討:食べる、飲み込む、声を出す、息をすることの入り口である口腔(口の中)と手術の合併症との関連を調べています。口の中がきれいであれば手術した後の合併症が少なくなるのかを評価しています。
・消化器外科手術後の創傷管理の研究:Randomized trialによるドレーン管理や手術部位感染(SSI)の研究、外科感染症からみた抗菌薬使用、手術時手洗い法、病棟包交・処置,閉腹時結紮糸の研究を行っています。
・胃癌に関する研究:ステージⅣ胃癌の治療(手術,化学療法など)や予後を研究しています。

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主な研究業績

・経口摂取が困難な切除不能胃癌に対するS-1投与の検討:篠原徹雄,橋本竜哉,内藤雅康,松本久伸,倉持均,中川元道,石井文規,山下裕一.癌と化学療法,40(11):1503-1506,2013
・Prospective Randomized Trial of a Closed-Suction Drain versus a Penrose Drain after a Colectomy. Shinohara T, Yamashita Y, Naito M, Maki K, Hashimoto T, Matsuo K, Yamauchi Y, Hoshino S, Tanaka T, Noritomi T, Shimura H. Hepatogastroenterology. 57(102-103) 2010:1119-1122.
・腹部手術における術後創管理の工夫:篠原徹雄,河野修三,堺浩太郎,倉持均,山下裕一.福岡歯大誌,36(3) ,2010:111-117
・直腸前方切除後の吻合部狭窄の検討.篠原徹雄,前川隆文,三上公治,槙 研二,山内 靖,星野誠一郎,山下裕一.大腸肛門病学会雑誌 62巻1号, 2009:27-31
・Prospective Evaluation of Occlusive Hydrocolloid Dressing Versus Conventional Gauze Dressing Regarding the Healing Effect After Abdominal Operations: Randomized Controlled Trial. Shinohara T,Yamashita Y, Sato K, Mikami K, Yamauchi Y, Hoshino S, Noritomi T, Maekawa T. Asian Journal of Surgery 31(1) ,2008:1-5
・閉鎖式および開放式ドレーン管理費用の無作為比較試験.篠原徹雄.日外感染症会誌.3 (1) , 2006; 77-81
・Apoptosis and Expression of Bcl-2 Family in Gastric Carcinoma. Shinohara T, Ohshima K, Kume T, Murayama H, Kikuchi M, Yamashita Y, Shirakusa T Med Bull Fukuoka Univ. 26 (4) , 1999; 205-212
・Apoptosis and Proliferation in Gastric Carcinoma: the association with histologic type. Shinohara T, Murayama H, Ohshima K, Kikuchi M, Yamashita Y, Shirakusa T. Histopathology 29, 1996; 123-129

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教育業績

1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)

・第5学年当院実習内容の変更
 (2010年9月~)
 第5学年の当院実習に腹部超音波検査、下部消化管検査モデルを使用した実習を取り入れた。

2 作成した教科書、教材、参考書

・シミュレーション実習用 患者型ロボット
 シミュレーション実習用 患者型ロボット「田村明日香」の作成に関わる基礎・シュミレーション実習統合化小委員会のメンバーとして、製作の案や実習シナリオの作成に関与した。

3 その他教育活動上特記すべき事項

・共用試験医学系OSCE評価者
 (2008年~)
 福岡大学
・臨床研修指導医
 (2009年10月)
 福岡大学病院

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学会等および社会における主な活動

日本消化器病学会 専門医(2007年1月~)
日本消化器外科学会 指導医(2010年6月~)
日本外科学会 指導医(2009年12月~)
日本乳癌学会 認定医(2004年1月~)
外科周術期感染管理暫定教育医(2012年1月~)
インフェクションコントロールドクター(ICD)(2009年1月~)
日本内視鏡外科学会 技術認定(2005年1月~)
日本がん治療認定医(2008年4月~)
消化器がん外科治療認定医(2011年1月~)
日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会 ストーマ認定士(2014年1月~)
日本外科感染症学会 評議員(2011年11月~)
九州外科学会 評議員(2010年~)
身体障害者福祉法指定医(1999年~)
九州ストーマリハビリテーション講習会 講師(2001年~)
東区・早良区消化器病合同講演会 世話人(2010年4月~)
早良区医師会・早良区消化器病懇談会 世話人(2010年4月~)

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