教授紹介

氏名:金光 芳郎
所属:総合医学講座
   心療内科学分野
学位:博士(医学)

自己紹介

教員インタビュー 教員インタビューはこちら

 1989年に九州大学医学部を卒業、九州大学心療内科に入局し心療内科および内科臨床を修めた後、九州大学心身医学大学院を経て、1999年より米国衛生研究所(NIH)に留学。帰国後2004年より九州大学心療内科に戻り、神経生理班主任を務めました。2011年4月に福岡歯科大学教授に着任し、現在に至ります。
 九州大学心療内科では、医長として医員の指導、研修医、医学生の教育に携わり、心身医学の基本となる良好な医師患者関係の構築、心理社会的要因を含む全人的医療の指導を行なってきました。また全国から九州大学心療内科へ研修に来る他科医師へ、心身医学のエッセンスを指導する機会にも恵まれました。
 研究面では、九州大学第一生理学教室において、心理的ストレスが免疫に影響を及ぼす脳内メカニズムについて、米国NIHでは、痛覚修飾物質がNMDAレセプターへ与える影響について研究を行ないました。帰国後には、抑うつ、頭痛、起立性障害について、精神症状との関連や遺伝子の解析を行ない、また心因性発熱や、慢性疲労にも興味を持って研究を行っています。
 臨床面では、神経筋肉系の心身症(心因性ジストニア、慢性頭痛、眩暈・耳鳴症、自律神経失調症)の治療に、心理療法と共にバイオフィードバックや自立訓練法の応用を行ない、また心因性発熱や慢性疲労症候群を含む心身症一般の治療を経験してきました。今後それらの知識や経験を生かし、他科と連携した心身症治療と、全人的な医学教育を行いたいと考えています。



研究分野・現在の研究テーマ

・脳神経免疫連関: ストレスによる免疫修飾の脳内メカニズム
・心身症と精神症状の関連、および原因遺伝子の研究
・心因性発熱のメカニズムについて: 関連遺伝子多型の研究
・慢性疲労症候群の診断に関する特異的マーカーの探索

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主な研究業績

・岡孝和, 金光芳郎. 機能性身体症状の心身医療の実際, 疲労感の治療. 日本臨床 2009; 67: 1778-82.
・金光芳郎, 編 久保千春. 神経・筋肉系の心身症. 心身医学標準テキスト. 医学書院. 2009; p143-48.
・Koyama S, Kanemitsu Y, Weight FF. Spontaneous activity and properties of two types of principal neurons from the ventral tegmental area of rat. Journal of Neurophysiology 2005; 93: 3282-93.
・Kanemitsu Y, Hosoi M, Zhu PJ, Weight FF, Peoples RW, McLaughlin JS, Zhang L. Dynorphin A inhibits NMDA receptors through a pH-dependent mechanism. Molecular and Cellular Neuroscience 2003; 24: 525-37.
・金光芳郎. 競合的PCR法による脳微量サンプルmRNAの定量、炎症性および非炎症性ストレスにおけるラット視床下部および海馬内インターロイキン-1βmRNA発現量の解析. 福岡医学雑誌 2000; 91: 170-83.
・Kanemitsu Y, Koji T. In situ hybridization for RNA: Nonradioactive probe: ss cDNA probe. Koji T (ed). Molecular Histochemical Techniques. Springer Lab Manual. 2000; p139-52.
・Take S, Uchimura D, Kanemitsu Y, Katafuchi T, Hori T. Interferon-alpha acts at the preoptic hypothalamus to reduce natural killer cytotoxicity in rats. American Journal of Physiology 1995; 268: 1406-10.

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外部資金獲得状況

 現在なし

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教育業績

1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)

・九州大学における心身医学教育の統括的指導
 (2007年4月~2011年3月)
 九州大学心療内科医局長・病棟医長として、医学生の臨床実習・基礎配置、研修医指導の統括を行ない、実習、カンファレンスなどを多面的・包括的に策定実行した。
・福岡歯科大学における心理学、精神医学、心身医学教育
 (2011年4月~)
 福岡歯科大学の口腔医学教育において、全人的医療の実践のために必要となる、心理学、精神医学、心身医学の統一的理解を目指した教育を行っている。

2 作成した教科書、教材、参考書

・心身医学標準テキスト第3版、神経・筋肉系の心身症
 (2009年10月)
 心身医学の教科書
・精神医学・心身医学総論・各論講義のビデオ素材
 (2012年4月~)
 E-ラーニングに向けたビデオ講義素材の作成"

3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等

・心療内科オリエンテーションレクチャー
 (2007年、2008年、2009年、2010年)
 医学生・医療従事者を対象に、九州大学心療内科における心身医学教育、臨床研修に関する啓発的内容の講習を行った。
・新しい口腔医学における心身医学教育について
 (2011年11月)
 九州大学心療内科開講記念会において、特別講演を行った。

4 その他教育活動上特記すべき事項

・学生相談室室長
 (2011年4月~)
 福岡歯科大学の学生を対象にカウンセリングを行なっている。
・大学院生教育プロジェクトチーム参加
 (2011年4月~)
 福岡歯科大学院の医科実習の立案・立ち上げを行い、2012年4月より医科実習を開始した。
・ハラスメント委員会統括相談員
 (2012年4月~)
 学生、教員、職員について、セクシャルハラスメント、アカデミックハラスメントに関する相談員の統括を行っている。

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学会等および社会における主な活動

日本歯科心身医学会評議員(2012年4月~)
日本歯科心身医学会理事(2013年4月~)
日本心身医学会代議員(2013年4月~)

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