教授紹介

氏名:池邉 哲郎
所属:口腔・顎顔面外科学
   口腔外科学分野
学位:歯学博士

池邉哲郎 教授

自己紹介

教員インタビュー 教員インタビューはこちら

教員インタビュー 大学院指導教員インタビューはこちら

 1984年に九州大学歯学部を卒業し、すぐに九州大学大学院歯学研究科博士課程に入学、口腔生化学教室で軟骨細胞の基質合成について研究し、1988年に博士課程修了して歯学博士号を取得しました。九州大学歯学部口腔生化学教室の助手となり、1989年から3年間英国ケンブリッジのstrangeways研究所で炎症性サイトカインであるIL-1とTNFのシグナル伝達機構について研究しました。1994年から九州大学歯学部口腔外科学第2講座助手として臨床に従事し、2002年から熊本大学医学部歯科口腔外科学講座助教授、2005年より本学教授に着任しました。この間に、口腔癌細胞の合成するプロテアーゼと転写因子NF-kBを中心に口腔癌の浸潤転移機構を研究し、同時に臨床では、口腔癌手術、および微小血管吻合術による再建手術を主に担当しました。
 学生教育では、口腔外科疾患および口腔内科疾患の診断法・治療法についての講義と実習を行い、特に全身医学の見地からみた口腔疾患の治療、分子レベルで理解する口腔病態の理解を目指しています。
 本学では従来から行ってきた口腔癌細胞の細胞生物学的研究に加えて、口腔前癌病変の発癌メカニズムの研究や口腔粘膜の老化の研究を手がけています。
 臨床では、顎変形症、顎関節症、顎骨骨折、スポーツ外傷、口腔内科疾患(全身と関連した口内炎、舌痛症、ドライマウス等)など口腔に発生するあらゆる疾患の治療に従事しています。
 資格として日本口腔外科学会専門医、日本口腔外科学会指導医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医(歯科口腔外科)があります。



研究分野・現在の研究テーマ

・口腔扁平上皮癌細胞の浸潤・転移機構の解明
・炎症及び酸化ストレスと口腔発がんに関する研究
・口腔粘膜の老化に関する研究
・ビスフォスフォネート顎骨壊死のメカニズムについての研究
・顎矯正手術の予後に影響する因子の研究
・顎骨破壊と顎骨修復の分子機構
・口腔内科学教育についての研究

▲上へ戻る

主な研究業績

・Ikebe T. Pathophysiology of BRONJ: Drug-related osteoclastic disease of the jaw. Oral Science Int 2013, 10: 1-8
・Tanaka T, Nakayama H, Yoshitake Y, Irie A, Nagata M, Kawahara K, Takamune Y, Yoshida R, Nakagawa Y, Ogi H, Shinriki S, Ota K, Hiraki A, Ikebe T, Nishimura Y, Shinohara M. Selective inhibition of nuclear factor-kB by nuclear factor-kB essential modulator-binding domain peptide suppresses the metastasis of highly metastatic oral squamous cell carcinoma. Cancer Sci 2012, 103: 455-463
・Fukawa T, Kajiya H, Ozeki S, Ikebe T, Okabe K. Reactive oxygen species stimulates epithelial mesenchymal transition in normal human epithelial keratinocytes via TGF-beta secretion. Exp Cell Res 2012, 318: 1926-1932
・Ikebe T, Yamasaki K, Takamune Y, Nakayama H, Shinohara M. Reduced expression of nuclear factor kB in oral mucosa undergoing preoperative chemoradiotherapy. Oral Science Int 2012, 9: 33-37
・Okamoto Y, Ohkubo T, Ikebe T, Yamazaki J. Blockade of TRPM8 activity reduces the invasion potential of oral squamous carcinoma cell lines. Int J Oncol 2012, 40: 1431-1440
・Kimachi K, Kajiya H, Nakayama S, Ikebe T, Okabe K. Zoledronic acid inhibits RANK expression and migration of osteoclast precursors during osteoclastogenesis. Naunyn-Schmied Arch Pharmacol 2011, 383: 297-308
・Nakayama S, Kajiya H, Okabe K, Ikebe T. Effects of oxidative stress on the expression of 8-oxoguanine and its eliminating enzymes in human keratinocytes and squamous carcinoma cells. Oral Science Int 2011, 8: 11-16
・Nakayama S, Kimachi K, Nakayama K, Ikebe T, Ozeki S. Thyroglossal duct cyst occurring in the floor of the mouth: Report of 2 cases. J Oral Maxillofac Surg 2009 ; 67 : 2690-2693
・Nakayama K, Nonoyama M, Takaki Y, Kagawa T, Yuasa K, Izumi K, Ozeki S, Ikebe T. Assessment of the relationship between impacted mandibular third molars and inferior alveolar nerve with dental 3-dimensional computed tomography. J Oral Maxillofac Surg 2009; 67: 2587-2591
・Takamune Y, Ikebe T, Nagano O, Shinohara M. Involvement of NF-kB-mediated maturation of ADAM-17 in the invasion of oral squamous cell carcinoma. Biochemical and Biophysical Research Communications 2008; 365: 393-398.

▲上へ戻る

外部資金獲得状況

科学研究費補助金奨励研究 代表2件、科学研究費補助金基盤研究(C)代表4件、
科学研究費補助金一般研究(B)分担1件、私立大学教育研究高度化推進特別補助 代表1件

▲上へ戻る

教育業績

1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)

・1学年「行動科学セミナー」の評価責任者としてカリキュラムを改変しデイベートを導入
 (2010年4月)
 態度教育の「行動科学セミナー」の内容を見直して改変した。
・5学年「医歯連携演習」での基礎や医科とコラボレーション授業の工夫
 (2010年4月)
 医科や基礎の教員と一緒に授業をする形式を工夫してわかりやすい内容を策定した。

2 作成した教科書、教材、参考書

・口腔画像臨床診断学 アークメディア
 (2010年5月)
 第3章 2.軟組織病変 4)良性腫瘍の解説
・カラーアトラス サクシンクト口腔外科学 第3版 学建書院
 (2011年11月)
 疾患編7章唾液腺疾患 314-325,
 治療編2章手術各論K唾液腺の手術 508-511 口腔外科教科書の解説
・口腔顎顔面外科学専門用語集 社団法人日本口腔外科学会編 医歯薬出版
 (2011年9月)
 口腔外科の用語の解説
・新・歯科衛生士教育マニュアル「口腔外科学・歯科麻酔学」(クインテッセンス出版)
 (2013年2月)
 第7章腫瘍および腫瘍類似疾患、第11章血液疾患、第12章抜歯と口腔外科手術

3 その他教育活動上特記すべき事項

・OSCE実施責任者
 (2009年6月、2010年6月、2011年3月)
・OSCEモニター
 (2011年9月、2012年3月)
・OSCEワークショップタスクフォース
 (2012年6月)日本大学松戸歯学部、(2012年11月)奥羽大学歯学部、
  (2013年11月)広島大学歯学部
・FDワークショップ実施責任者
 (2009年7月(連携)、2010年11月、2011年10月(連携))福岡歯科大学、8大学連携FD
・歯科医師国家試験委員
 (2008年~2013年)
・歯科医師国家試験出願基準改定部会委員
 (2012年)
・OSCE事後評価解析委員
 (2013年)

▲上へ戻る


学会等および社会における主な活動

日本口腔外科学会 評議員(2006年10月~)
日本口腔科学会 評議員(2006年5月~)
日本口腔腫瘍学会 評議員(2007年1月~)
日本頭頸部癌学会 評議員(2011年6月~)
日本口腔内科学会 評議員(2006年7月~)

▲上へ戻る