准教授紹介

氏名:泉 利雄
所属:口腔治療学講座
      歯科保存学分野
学位:博士(歯学)

泉利雄 准教授

自己紹介

 1987年九州大学歯学部を卒業し、1992年福岡歯科大学歯学部助手(歯科保存学第一講座)、1997年福岡歯科大学講師(口腔治療学講座歯科保存学分野)を経 て、2007年に福岡歯科大学准教授(口腔治療学講座歯科保存学分野)へ昇任し、現在に至っています。
 学生教育では、学部4年生前期の歯内療法学および齲蝕治療学の各論・齲蝕治療学実習、学部5年生の登院実習、学部6年生の登院実習・臨床統括演習等を担当しています。歯の根の治療(歯内療法学)とむし歯の治療(齲蝕治療学)は歯科医師の行う診療の基本の一つです。国家試験でも必ず出題されるこれらの科目で学生さん達が困らないよう、理解し易い講義・実践的で要点を押さえた実習を心がけています。
 研究活動では、歯の窩洞形成を行った後に歯髄に生じる治癒過程で、免疫担当細胞(特に単球・組織球、抗原提示細胞等)が果たす役割の解析、加齢変化、歯髄の細胞外マトリックスの変化等を研究してまいりました。また、最近では 骨と接着し硬組織形成を促進する生体活性ガラスBioactive glassの歯内療法学分野での応用について研究しています。
 臨床では、審美的なむし歯の治療と歯の根の治療を基盤とした包括的な歯科医療に取り組んでいます。ここ数年におけるこれら領域での技術及び材料の進歩は めざましく、自分の歯をきれいにかつ できるだけ長く残したいという患者さんのニーズに答えられるようになってまいりました。従来だと金属で修復していた 症例に対しコンポジットレジンを用いて自然な色調・形態を回復しています。また、優れた硬組織形成能がある水硬性セメントMTAを根管内に用いて症状の改善 が認められた症例を集めています。



資格

・ 日本歯科保存学会保存治療専門医・指導医

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専門分野

保存治療、歯内治療、歯周治療
(むし歯・歯髄炎・根尖性歯周炎・辺縁性歯周炎の治療)

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主な研究業績

  1. 松本 典祥,中山 英明,二階堂 美咲,畠山 純子,水上 正彦,松﨑 英津子,泉 利雄,阿南 尋.PSリポソームと生体活性ガラスの併用がラット頭蓋骨欠損部に及ぼす骨形成促進効果の解明.日本外傷歯学会雑誌11(1):55-60, 2015.
  2. 松﨑英津子, 米田雅裕, 廣藤卓雄, 二階堂美咲, 中山英明, 松本典祥, 畠山純子, 水上正彦, 松本和磨, 稲永晃子, 西崎竜司, 赤尾瑛一, 泉 利雄, 阿南 壽, 根分岐部病変を伴う歯内-歯周疾患の一症例, 日本歯科保存学会雑誌, 59(1): 123-131, 2016.
  3. Matsumoto N, Minakami M, Hatakeyama J, Haruna C, Morotomi T, Izumi T, Anan H;Histologic evaluation of the effects of Emdogain gel on injured root apex in rats.;Journal of Endodontics,40:12,1989-1994,2014
  4. 春名 千英子, 泉 利雄, 松浦 洋志, 諸冨 孝彦, 榮田 太郎, 松本 典祥, 國本 俊雄, 福田 泰子, 水上 正彦, 牛尾 悟志, 阿南 壽:唾液中に検出されるストレス性内分泌ホルモンによる口腔乾燥症患者の評価 唾液検査の歯内療法への応用に向けての基礎的研究.日歯内療誌2011,32:169-173.
  5. 阿南 壽, 松本 典祥, 泉 利雄, 松浦 洋志, 諸冨 孝彦, 榮田 太郎, 茂山 千英子, 國本 俊雄, 福田 泰子, 西村 彰弘, 久原 裕子:歯髄創傷治癒に及ぼすエムドゲインゲルの影響.福歯大誌2010;36:119-127.
  6. Fukushima A, Kajiya H, Izumi T, Shigeyama C, Okabe K, Anan H: Pro-inflammatory cytokines induce suppressor of cytokine signaling-3 in human periodontal ligament cells.
    J.Endodon 2010;36:1004-1008.
  7. Fukushima A, Kajiya H, Izumi T, Shigeyama C, Okabe K, Anan H: SOSOCS-3induction by inflammatory cytokines in human periodontal ligament cells. J. Endodon2009;in press.
  8. 米田雅裕、泉 利雄、鈴木奈央、内藤 徹、山田和彦、岡田一三、岩元知之、 桝尾陽介、小島 寛、阿南 壽、廣藤卓雄:福岡歯科大学医科歯科総合病院に おける針刺し・切創等の分析および対策の検討. 日歯保存誌2009;52:168-175.
  9. 泉 利雄,松本典祥,松浦洋志,栄田太郎,福島晶絵,片山知子,岸 保光,白水一崇,宮地久崇,佐藤寛子,阿南 壽:Mineral Trioxide Aggregate (MTA) の物理化学的性質,生物学的特性と臨床応用;福歯大誌34, 1-9, 2008
  10. Izumi T, Eida T, Matsumoto N, Inoue H:Immunohistochemical localization of metallothionein in dental pulp after cavity preparation of rat molars;Oral Surg Oral Medic Oral Pathol 104, e133-e137, 2007

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教育業績

1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)

・第3学年齲蝕治療学実習の実習帳にOSCE課題を導入した。
 (2010年9月)
 レジン充填・ラバーダム・根管洗浄の項目を追加した。
・第3学年齲蝕治療学実習の実習帳を改訂した。
 (2012年3月)
 コンピュータの画面上で見やすいように powerpoint fileに変換した。
 保存修復関連のOSCE課題の増加に対応して、実習内容を変更した。
・第3学年齲蝕治療学実習で デモ用ビデオを導入した。
 (2012年5月)
 デモしづらいインレーの窩洞形成、コンポジットレジンの窩洞形成をビデオ撮影し、学生が実習中いつでも閲覧できるようにした。
・第3学年歯内療法学・第4学年齲蝕学の講義資料を改訂
 (2013年4月)
 Powerpointの配布資料に 穴埋め部分を作り、効率的に板書しやすいよう工夫した。

2 作成した教科書、教材、参考書

・第3学年齲蝕治療学実習の実習帳を作製した。
 (2010年9月)
 word fileで 実習帳を作製した。
・基礎実習デモ用ビデオを作製した。
 (2011年9月)
 メタルインレーの窩洞形成、印象採得、作業模型作製、合着までのビデオを作製した。
・歯内治療学(第4版)
 (2012年2月)
 歯内治療学の教科書
・臨床研修歯科医ハンドブック
 (2012年7月)
 臨床研修歯科医の教科書

3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等

・保存修復学基礎実習における問題志向型教材に関する臨床前実習生へのアンケート調査
 (2010年10月)
 第133回日本歯科保存学会で発表(小竹宏朋、堀田正人、・・、泉利雄、岩城重次)
・保存修復学基礎実習における問題志向型教材の開発
 (2012年6月)
 第136回日本歯科保存学会で発表(泉川昌宣、斉藤隆史、・・、泉利雄、広藤卓雄)
・保存修復学基礎実習における問題志向型教材の開発
 朝日大学と大阪歯科大学のコンポジットレジン修復トライアル
 (2012年7月)
 第31回日本歯科医学教育学会総会(小竹 宏朋, 堀田 正人, ・・泉 利雄, ・・ 新谷 英章)

4 その他教育活動上特記すべき事項

・OSCE外部評価者
 (2011年6月)
 大阪歯科大学
 (2012年9月)
 岡山大学
・OSCEステーション責任者
 (2007年~2012年、2014年)
 福岡歯科大学でのOSCEの円滑な実施に尽力
・大学院生のための教育活動
 (2007年~2013年)
 大学院生の学位取得に向けた研究活動の指導(免疫染色法・研究計画の立て方)

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学会等および社会における主な活動

日本歯科保存学会評議員(1997年~)
日本歯科保存学会専門医(2004年~)
日本歯科保存学会専門医・指導医(2013年~)
日本歯内療法学会会員(2002年~)

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