教授紹介

氏名:岡部 幸司
所属:細胞分子生物学講座
   細胞生理学分野
学位:医学博士

岡部幸司 教授

自己紹介

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 1984年に九州大学歯学部を卒業後、九州大学医学部大学院(薬理学・医学博士)、米国べーラー医科大学留学、山口大学医学部助手(生理学)を経て、1993年に福岡歯科大学講師(口腔生理学)として赴任しました。その後、助教授を経て、2002年に細胞生理学分野の教授に就任し、現在に至っております。
 学生教育では、1年生の細胞生物学、2年生の一般生理学、3年生の口腔生理学の講義・実習を中心として、医学の最も重要項目である生命現象の仕組みと巧妙に統合された生体制御システムについて、でるだけ歯科臨床との関わりを交えながら教えています。
 研究分野は主に骨代謝領域における受容体・イオン輸送・細胞内シグナル伝達について細胞生理学的・分子生物学的方法を用いて研究を行っております。近年は特に破骨細胞の分化・増殖や骨吸収活性におけるイオン輸送体の発現や機能的重要性について検討を行い、破骨細胞の酸分泌とCl-輸送との連動の分子メカニズムを解明すると共に、代謝性及び遺伝性の骨疾患との関係を明らかにしており、炎症性骨破壊や病的骨吸収に対する新規の治療薬の開発にも焦点を当てております。また、口腔癌による骨破壊、歯牙の萌出や歯周病における骨吸収等、歯科臨床にも直結する研究テーマも多く手がけております。学会活動としては、日本骨代謝学会、アメリカ骨代謝学会、日本生理学会、歯科基礎医学会等を中心に活動しております。
 趣味はヨット競技で、大学ヨット部を指導すると共に、競技選手として、競技審判員として、世界選手権や全日本選手権、国体等に参加しております。



研究分野・現在の研究テーマ

・破骨細胞のプロトン放出とイオン輸送の調節機能
・破骨細胞の骨吸収関連Cl-輸送体(KCC・ClCチャネル)の機能異常と骨吸収性疾患
・骨吸収機能を担う破骨細胞Ca2+輸送体(NCX・TRPチャネル)の発現と解析
・TNF・シグナルを介した破骨細胞吸収分化・活性化制御機構
・転写因子NF-kBによる歯周病の発現と骨吸収のメカニズムの解析
・口腔扁平上皮癌による顎骨浸潤とRANKL/OPGの発現調節
・歯根膜細胞を介した乳歯歯根および骨硬組織の吸収調節機構

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主な研究業績

・Nakao A, Fukushima H,Kajiya H, Ozeki S, Okabe K.RANKL-stimulated TNFa production in osteoclasts precursor cells promotes osteoclastgenesis by modulating RANK signaling pathways.Biochem Bioph Res Co, 2007; 357:945-950.
・Jing-Ping Li, Kajiya H, Okamoto F, Nakao A, Iwamoto T, Okabe K.Three Na+/Ca2+ exchanger (NCX) variants are expressed in mouse osteoclasts and mediate calcium transport during bone resorptionEndocrinology, 2007; 148:2116-2125.
・Kajiya H, Okamoto F, Jing-Ping Li, Nakao A, Okabe K.Expression of mouse osteoclast K-Cl cotransporter-1 and its role during bone resorption.J Bone Miner Res, 2006; 21(7):984-92.
・Fukushima H, Jimi E, Kajiya H, Motokawa W, Okabe K.Parathyroid-hormone-related protein induces expression of receptor activator of NF-kB Ligand in human periodontal ligament cells via a cAMP/protein kinase A-independent pathway.J Dent Res, 2005; 84:329-334.
・Tada T, Jimi E, Okamoto M, Ozeki S, Okabe K.Oral squamous cell carcinoma cells induce osteoclast differentiation by suppression of osteoprotegerin in expression in osteoblasts.Int J Cancer, 2005; 116:253-256.
・Jimi E, Aoki K, Saito H, D'Acquisto F, May MJ, Nakamura I, Sudo T, Kojima T, Okamoto F, Fukushima H, Okabe K, Ohya K, Ghosh S.Selective inhibition of NF-kB blocks osteoclastogenesis and prevents inflammatory bone destruction in vivo.Nat Med, 2004; 10: 617-624.
・Okamoto F, Kajiya H, Fukushima H, Jimi E, Okabe K.Prostaglandin E2 activates outwardly rectifying Cl- channels via a cyclic AMP-dependent pathway and reduces cell motility in rat osteoclasts.Am J Physiol Cell Physiol,2004; 287:

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外部資金獲得状況

科学研究費補助金基盤研究(C)代表6件、科学研究費補助金奨励研究A 代表3件、科学研究費補助金基盤研究(B)分担1件、科学研究費補助金基盤研究(C)分担5件、科研費以外の学外助成金 8件

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教育業績

1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)

・授業評価アンケートの実施結果
 (2007年~2012年)
 毎年実施している授業評価アンケートで、特に意欲・態度の項目に関して良い評価を得ることができた。
・到達度確認試験の実施
 (2009年~2012年)
 担当科目である一般生理学(2学年)・口腔生理学(3学年)において、複数の到達度確認試験を行うと共に、成績不振学生には復習のための補講・解説と再度の確認試験を実施し、基礎学力の向上に努めた。
・授業シラバスの再編成
 (2012年)
 平成24年度から、生理・薬理系実習を3年前期に移行すると共に、一般生理学(2学年)・口腔生理学(3学年)の授業時間配分が改訂された。そのため、新しい授業シラバスを口腔医学の流れに沿うように再編し実施した。
・研究者マインドの醸成
 (2011年~2012年)
 第3学年後期の基礎研究演習を実施し、我々の研究に興味を持った学生が、その後半年間、放課後や週末に研究に取り組んだ。

2 作成した教科書、教材、参考書

・基礎歯科生理学 第8章 内分泌・生殖
 (2008年)
 医歯薬出版 122頁~154頁
・6学年用語集
 (2012年)
 40頁~47頁

3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等

・2010年度 日本私立歯科大学協会 第8回教務研修会シンポジウム
 (2010年12月10日)
 本学の「ゆとり世代の学生に対する教育の取組」についてシンポジウム講演を行った。
・2011年度 口腔医学シンポジウム(開催:鶴見大学)
 (2012年1月22日)
 シンポジストとして本学の「口腔医学の展開を見据えたカリキュラムの再編成」に関して教育講演を行った。
・2012年度 日本私立歯科大学協会 第9回教務研修会シンポジウム
 (2012年11月30日)
 本学の「高齢社会を見据えた口腔医学教育へのカリキュラム再編成」についてシンポジウム講演を行った。
・FD研修会の講師・タスクフォース
 (2007年~2012年)
 FD研修会(新任教員講習会、大学院指導教員講習会)、シラバス作成WS等において、講師やタスク・フォースを務めた。
・2009年度、2010年度、2011年度、九州地域大学教育改善FD・FDネットワーク「Q-Links」シンポジウム
 (2010年3月12日、2011年3月11日、2012年2月18日)
 6大学が代表校であるFD・SD大学連携事業「Q-Links」の本学担当者、及び将来改革検討委員として、今後の展開・計画について協議すると共に、助成事業報告シンポジウムにおいて本学の口腔医学カリキュラムの取組み関してポスター発表を行った。

4 その他教育活動上特記すべき事項

・新口腔医学カリキュラムの導入
 (2012年 )
 新カリキュラム検討WGの責任者として各部門と調整を行いながら、一般医学教育の充実や6年前期臨床実習の改編を柱とした新しい口腔医学カリキュラムを24年度に実施することができた。
・大学認証評価報告書の作成
 (2012年)
 自己点検・評価委員会委員長として、次期認証評価の説明会に出席すると共に、自己点検・評価委員会委員長として、次期認証評価の説明会に出席すると共に、平成25年度受審のための報告書を各部門の担当者と幾度も調整を行いながら作成した。
・FD事業の実施
 (2009年~2012年)
 FD委員会委員長としてFD事業を3つに分類し、新規FD(助言教員のためのFD、大学院指導教員講習会)を企画すると共に11企画のFDワークショップを実施した。
・学生部長・学生部次長
 (2007年~2012年)
 学生部次長(2007年~2008年)、学生部長(2009年~2012年)として、本学の教育改善・学生更正歩道に取り組んだ。

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学会等および社会における主な活動

日本歯科基礎医学会 理事(2009年~2012年)
歯科基礎医学会理事、及び企画委員会、将来計画検討委員会委員として理事会で協議を行い、年度計画の立案と実施を推進した。また平成26年度歯科基礎医学会の福岡歯科大学での開催を確定させ、大会担当の会頭として、理事会や学会本部と調整を行った。
日歯科基礎医学会 学術雑誌編集委員(2009年~2012年)
投稿論文の査読や雑誌の編集に携わった。
日本生理学会 評議員 (~2012年)
優秀賞選考委員やシンポジウム企画実施に携わった。
第60回西日本生理学会 開催実施(2009年11月6~7日)
第53回西日本生理学会の当番校とて学会を実施した。
科学研究費補助金 審査委員(2007年~2010年、2012年)
日本学術振興財団からの依頼を受け、科学研究費補助金の審査委員として審査に携わった。
米国骨代謝学会 会員(~2012年)
日本骨代謝学会 会員(~2012年)
日本平滑筋学会 会員(~2012年)

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