『変革の時代を進む勇気と才気によって希望を拓く』

福岡歯科大学長 北村 憲司
本学はこれまでおよそ40年間、3000人 以上の高い教養と良識を持った歯科医師を社会に送り出し、その多くが指導者として医療介護の最前線で活躍しています。我が国が直面している高齢社会において、また、高齢者が意欲を持って生活し、社会に積極的に参加する高齢社会において、歯科医療と歯科医師の役割はこれまでになく重要になっています。しかしながら、高齢社会においては、歯科医療は口腔医療に、健常者に対する歯科治療は口腔ケアによる全身の健康管理に、歯科医学は口腔医学に移行する必要性があります。
社会変化への適応、および共感的態度を持ち、全身を理解できる“高い教養と良識を持った歯科医師の養成”という建学の理念の達成のため、本学は口腔医学という新しい歯学教育を提案しています。その実現のため、医療スタッフとしての態度、および医学に充分な基盤を置いた系統的な6年一貫教育カリキュラムを導入しました。コミュニケーション・トレーニング、アサーティブニス・トレーニング、介護施設実習、および多数の医学系科目等、多くの授業がこうした目的のために準備されています。
また、歯科医学、医学、生命科学という専門分野で、より高度の専門教育および研究を志す学生のため、大学院も設置されています。10年に亘る本学のフロンティア研究センターでの研究活動を引き継いで、2008年には新しく先端科学研究センターが設立され、ゲノムと環境因子の相互作用に関する研究プロジェクトが開始されました。研究センターには多くの最新設備が備えられ、多数の大学院生がこの施設を利用し研究しています。
このような教育研究活動、および改善に対する不断の努力に対して、2006年、本学は大学基準協会(JUAA)および財団法人日本高等教育評価機構(JIHEE)から高い評価を受け認証されました。
福岡歯科大学医科歯科総合病院は福岡市の南西部の主要な病院であり、大学院生および学部学生の臨床教育を行っています。数百人以上の医師、歯科医師、看護師、歯科衛生士、その他スタッフが国民の健康に奉仕しており、当院は日本医療機能評価機構(JCQHC)の厳しい審査に合格し、2009年に同機構の認定病院となりました。
また、キャンパス内には、歯科衛生士や公認介護福祉士のための福岡医療短期大学、老人介護医療施設“サンシャイン・シティ”、高齢者特別介護施設“サンシャイン・プラザ”も設置されています。このように、医療と介護と福祉が一つのキャンパス内に統合された教育環境の下で、高齢社会に対応できる新しい歯科 医師を養成しています。
経済・社会・文化の変革期にある日本において、歯学教育は厳しい状況に直面していますが、私達の勇気と才気によって、福岡歯科大学は口腔医学という未来を切り拓いています。こうした活動が、未来の歯科医学の希望への道となることを信じています。
私たちは、福岡歯科大学で学ぶ学生が、将来、社会で最も信頼される歯科医師になること強く信じています。口腔医学を探求し、新時代の歯科医学である口腔医学を学ぶという強い意欲を持つ皆さんが福岡歯科大学の門を叩かれることを期待すると共に、皆さんをいつでも歓迎いたします。
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