福岡歯科大学

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学部・大学院

診断・全身管理学講座について

講座概要

診断・全身管理学講座は麻酔管理学分野、放射線診断学分野、口腔画像診断学分野からなり、診断と全身管理という、ともに診療に不可欠な分野を担っています。教育面においても、将来歯科医として必要な画像診断と安全な患者管理の基本的知識を身につけさせることを目標にしています。

主任教授挨拶

診断・全身管理学講座 口腔画像診断学分野 教授 香川 豊宏

診断・全身管理学講座は麻酔管理学分野、放射線診断学分野、口腔画像診断学分野の3つの分野から構成されています。業務内容としては、麻酔管理学分野は手術などの際に行われる全身麻酔や精神鎮静法の管理を専門とした分野です。放射線診断学分野、口腔画像診断学分野はCTやMRIなどの検査画像の診断を専門とした分野です。いずれも医療には欠くことができない診療科として日々研鑽を積みながら研究・診療・教育に携わっています。

それぞれの名称をクリックすると、詳細情報に移動します。

口腔画像診断学分野

本研究室は教授、准教授、講師の4人構成で研究・診療・教育に当たっています。研究については放射線の基礎的な研究から、診療に即した研究まで幅広く行っています。診療においては各種エックス線検査をはじめとし、CT、MRI、超音波検査など様々な装置を用いて病変の診断を行っています。教育は4年生の前期から講義が始まり、5年生の登院前実習、5年生6年生の登院実習を行っています。教科書一辺倒の講義ではなく、動画やアニメーションを用いて分かりやすい講義をつねに心がけています。また、いつでも学生の質問に対応できるように研究室の一角に学生用の部屋を設けていますので気軽に訪ねて下さい。

人体を画像にする

エックス線、磁気、超音波を使って、人体の各部位の様子を画像で表すための研究を行っています。まるで人体を解剖したような画像を得ることができます。右図はコンピュータエックス線断層法(CT)を用いた作成した人の顔と頚のの骨と筋肉を合成した三次元画像。

診断基準を探す

人体の様子を画像にし、その画像を基に病気の診断を行うことを画像診断と言います。種々の画像検査を駆使して病気の種類や範囲を診断するための基準を考案しています。右図はいろいろな画像を見て、病気の診断を行っているところ。

記憶するから理解する教育へ

従来の教員が一方的に知識を教えて行き、それらの知識を記憶させることになりがちであった教育(教員が中心にいる教育)から、学生みずから知識を得る方法を学んでゆく教育(学生が中心にいる教育)を行うための試みを行っています。写真は各学生がコンピュータ内の教材でロールプレーンゲームのような感覚で学習している実習風景。

口腔画像診断学分野 所属教員

教 授 香川 豊宏
講 師 筑井 朋子
助 教 吉田 祥子

放射線診断学分野

放射線診断学分野 所属教員

教 授 川波 哲

麻酔管理学分野

全身麻酔管理

口腔外科、障害者歯科、インプラント科、小児歯科、一般外科、整形外科、耳鼻咽喉科、眼科、形成外科の手術の全身麻酔管理を年間450症例ほど行っています。口腔外科での外傷による急患手術や再建を含む10数時間に及ぶ長時間手術、小児や障害者の日帰り手術、麻酔科指導医1名、歯科麻酔専門医1名・認定医2名およびスタッフが連携し安全な麻酔管理を行っています。

精神鎮静法

インプラントなど比較的大きな外来手術、高血圧や狭心症などを合併する患者さんの歯科治療、あるいは歯科治療に対する恐怖や嘔吐反射の強い患者さんの歯科治療に対し精神鎮静法を行っています。精神鎮静法は静脈麻酔薬であるプロポフォールを使用した静脈内鎮静法を行っています。質の高い鎮静レベルが得られるようになりました。血中濃度を計算しながら、投与中の血中濃度や覚醒までの時間を推定することも可能です。

顎顔面領域の疼痛治療

三叉神経ニューロパチー、三叉神経痛など顎顔面領域を中心とした疼痛性疾患や麻痺性疾患の治療を行っています。治療法としては星状神経節ブロックやトリガーポイント注射、近赤外線照射や低周波治療などの理学療法及び薬物療法などがあります。一つの治療法にとらわれずに患者さんの状態や希望に応じた治療法を行っています。

研究テーマ

池田 水子

「血液製剤使用状況に関する研究」
「周術期データ活用のためのデータウェアハウス構築に関する研究」
を行っています。

野上 堅太郎

「星状神経節ブロックの効果と遺伝子多型の関連性」
「歯科医療従事者に対する一次救命処置の効果的教育法」
について研究を行っています。

守永 紗織

白川 由紀恵

麻酔管理学分野 所属教員

教授 池田 水子
講師 野上 堅太郎
助教 守永 紗織
助教 白川 由紀恵

研究業績